LEDドームの土台の作成
LEDドームに使用した半球の3Dデータの作成や3Dプリントしたときの流れです。
使用したもの
- 3D CADソフト: Fusion 360
- 3D プリンタ: ダヴィンチ Jr. 1.0w
- そのほか:
3Dプリンター ダヴィンチ Jr. 1.0w 無線LAN対応モデル
- 出版社/メーカー: XYZプリンティング
- 発売日: 2015/10/30
- メディア: Tools & Hardware
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半球の作成とLEDの位置決め
まずは半球を作成する。半径は50mm。
「LEDドームのLEDの並びを決めるのに使用した計算式 - jakaladaのブログ」のスクリプトの直交座標の出力結果に50mmを乗算して、半球上の点の座標を含んだCSVファイルを作成する。
Fusion360ImportCSVPointsのダイアログで単位にミリメーター、作成するスケッチのタイプに点を指定する。
OKを押すと球面上にスケッチの点が作成される。
半球の穴あけのためのパイプ作成
原点から球面上の点に対してスケッチの線分を作成する。
線分に沿って断面が円形のものと、断面が正方形のパイプを作成する。 最終的に半球をターゲットボディ、パイプをツールボディとして半球を切り取る。
裏側から見るとみっちり。
正方形のパイプはLEDの突出している正方形の部分だけを球面から露出させるための穴を開ける目的、円形のパイプは穴を開けない程度に半球の内側をへこませる目的があるので、そのあたりを考慮してサイズを調整する。
手作業で地道に調整したけど、Fusion 360のスクリプトで自動化できるようになりたい。
3Dデータの完成
半球からパイプを切り取って完成。正方形のパイプが穴を開けてくれる。
円形のパイプがLEDの基板が収まるへこみを作ってくれる。
LEDの正方形部分は5x5ミリだけど、そのサイズにするとガバガバになる穴が出てきたので、やすりをかける前提で4.5ミリで落ち着いた。
また、LEDの円形の基板は直径が10mmだけど、品質がマチマチで正方形部分がきっちり中央にあるとは限らなかったので余裕を持って11mmで落ち着いた。
印刷設定
次の設定で印刷した。
- 品質: 非常に良い
- ラフト: ON
- サポート: ON
ラフトなしは一度挑戦したけど、全然だめ。
サポートはなしだと印刷できなくはないけど、微妙。
詳細設定は落とし所が見つからなかったので調整しないことに決めた。
印刷物
ラフトとサポートの残骸。
表面。やすりをかけたり、塗装したりする。
裏面。