PyData Osaka Meetup #1 に参加しました
はじめに
PyData Osaka Meetup #1 に参加しました。
前日の Osaka.vim #8 で、@kozo2さんが少しお話されていて、ちょうど人工知能とかPythonのことを勉強中だったので参加することにしました。
「PyDataとNumFOCUSの紹介」
NumFOCUSには研究向けのソフトの開発が継続されることを支援する、という方針があり、日本の研究向けのソフトもその問題を抱えているようです。
NumFOCUSの活動の話を聞き、NumpyなどのライブラリがPythonで充実している現状に納得できました。
データ解析などの分野は奨学金の多いことから、PyData.Osakaの活動の目的として、学生の支援を行ってもいいのでは?という提案がなされました。
PyData.Osaka自体も、NumFOCUSから支援の受けているとのことで、感謝です。
「Bash on Ubuntu on WindowsでJupyter Notebookを使おう」
Windowsでガチの技術者ではないユーザーが簡単にJupyter Notebookを使えるように、という趣旨の解説でした。
ただ、BoW(Bash on Ubuntu on Windows)は簡単とは言い難いよね、という結論に。
BoWをガッツリさわられている方がいて、BoWが内部的にどこがまだ良くないかなど話されていて、タメになりました。
「Rubyでデータ解析」
- 発表者: genya0407 (twitter, github
- 発表資料: pydata-osaka-2016/PyData-genya0407.pdf at master · PyDataOsaka/pydata-osaka-2016
Rubyでデータ解析をする場合に使用するライブラリの解説などでした。
ライブラリまわりのために、泣く泣くPythonを使っているので、好きなRubyが使えないのは悩ましいところです。
「NetworkXによるグラフの分析と可視化」
- 発表者: likr (twitter, github)
- 発表資料: pydata-osaka-2016/20161030PyDataOsaka.ipynb at master · PyDataOsaka/pydata-osaka-2016
グラフ理論のグラフのライブラリの解説でした。
Gephi、igraph、graph-toolなどの他のライブラリの話題も他の参加者の方からあがりました。
likrさんは前日まで海外の可視化関連のイベントに行かれていたとのことで、そこで紹介されたエッジバンドリング(Edge Bundling)という手法はなかなかおもしろそうでした。
「Introduction to PyMC3」
- 発表者: taku-y (github)
- 発表資料: presentation/20161030-pydata-osaka at master · taku-y/presentation
PyMC3を使用したベイズ推定の解説でした。
同じ用途ではstanのほうが利用している方が多いけれど、「岩波データサイエンス」でPyMC3が紹介されたあたりから、少し盛り上がっているとのことでした。
「IPython(Jupyter)の最近の動向について」
- 発表者: wrist (twitter, github)
- 発表資料: wrist/pydata-osaka-1
「IPythonデータサイエンスクックブック」の内容を抜粋、現状のツールのバージョンに調整した上での解説でした。
書籍が解説しているIPythonのバージョンが2.0で、内容はいいけどつまづく箇所が多くなっているそうです。
ちょうど仕事でFIRフィルタのことなどを調べていたので、Jupyter Notebook上のスライダーでパラメータをいじるだけで波形がうにょうにょ変わるのはすばらしかったです。
Notebookのセルをスライドとしてプレゼンできる、nbpresentというツールを使用されていました。
そのほか
さいごにkozo2さんが色々アンケートを取られた結果はここにまとめられていました。
さいごに
ボリューム少なめで毎月開催していきたい、ということなので、できるだけ毎月参加したいと思います。